「すべての答えは自然の中にある」

日本で30年以上、‘自然素材の家具TEAM7‘と無垢板構造体の家ピュアウッドハウス‘での家づくりを進めてきたマテー代表。総合的に健康な住まいを自然素材のみで実現するためには、一体どのような道のりを歩んできたのか。10年以上マテー代表を知るスタッフが聞きます。

自然との出会い

スタッフ:自然との出会いや「自然素材の中に答えはある」というコンセプトに至ったきっかけを教えてください。

マテー:幼少期はオーストリアの自然豊かな田舎で育ちましたから、おそらくこの頃から自然と共に暮らす良さというものが刷り込まれていたと思うんですね。

1984年に来日してからもまた、長野県の田舎で生活をしていました。自分の家を建てていた頃は、地震に対する恐怖と知識不足で、自然素材ではなくベニヤや新建材、鉄骨を使っていたためその空間では体調があまり良くなかったんですが、他の解決案もありませんでした。

そしてその頃、オーストリアでは原子力発電所を使うか使わないかという国民投票や汚染された湖や川の再自然化などの活動が活発になって社会の動きに変化があったんですね。それから日本ではティームセブンのBerghammer(ベアクハンマー)社長との運命的な出会いがあり、自分の気が付かない内にどんどん自然に関する知識や感動が増えて、これがライフワークなんだと気が付き始めたんです。決してある日突然というわけではなく、流れの中で自分のアンテナと経験や出会いが積み重なってこうなってきたんだと私は理解しています。

スタッフ:TEAM7(ティームセブン)のBerghammer社長とはどのように出会い、TEAM7の家具を日本で販売することになったのですか?

マテー:彼と出会ったのは1989年です。私はその年に家具見本市(晴海)へ行ったんですね。それでオーストリアのある会社のブースで偶然オーストリア人のErwin Berghammer社長と出会いました。
彼とはすぐに波長が合い、その時に彼はバッグに入っていたミツロウ仕上げのアルダー板を取り出して、「これどう思う?」と聞かれたんです。そして触ったらとても気持ちが良く、何の仕事をしているのかと尋ねたら、TEAM7の家具を作っているということが分かりました。

TEAM7については、私のスタッフが以前3か月のオーストリア研修をした際にカタログを持ってきてくれたので知っていいましたが、Berghammer社長に「もし日本でこの家具を人に紹介することができるなら、1回オーストリアを訪問した際に顔を出してね。」と言われ、次の年の初めに本社を訪れました。そこで木の香りや気持ちよさ、触り心地など、五感に訴えかけてくるTEAM7の家具に感動し、自分もこの家具を扱いたい思ったわけです。そこから関係が始まりました。

次回は、VOl.2 「日本でのTEAM7販売と子供家具について」です。