施工事例3。写真はピュアウッドの家につけられる七宝プレート
外観

東京都K市の駅前の住宅地というロケーションに立つマンションの1階部分ワンフロアがHさんのお住まい。

マンションのリフォームといえば、 フロア、天井、壁紙の張替えと水周り(バス・トイレ・キッチン)の入れ替えが主な工事というのが一般的ですが、H邸のリフォームは、まさにその リフォームの常識を覆すものになりました。

■リフォームのきっかけ
・2世帯用の広い(220平方メートル)空間を活かしきれていない。
→ 隣の世帯部分に行くために、その都度玄関を通らなければならない。生活導線の不満。
・光熱費などに無駄がある。
・風通しが悪く、カビの発生がある。
・広い空間全てを暖めると費用がかかる。→ 冬の寒さが厳しい。
・キッチンとリビングが離れている。
・キッチンが I 型なので、大人1人しかキッチンに立てない。
→ 子供たちと一緒に作業したい。
・子供のアレルギーの原因は住まいにあるという疑いがある。

リフォーム前の様子
玄関   和室   子供部屋
エントランス   和室   子供部屋

■設計プランの工夫
・住まいを3つのゾーンで考える。
1. 水周りのゾーン  2. リビング(主な生活)のゾーン  3. 休息(寝室)のゾーン
生活の目的を考え3つのゾーンに分けることにより、各ゾーンをつなぐ導線も見えてきました。これにより、すっきりとした間取りが実現できました。

■住環境へのこだわり
・鉄筋コンクリートの構造体以外の現状を全て取り除き、内装材、断熱 材、建具などにオーストリア産の新月伐採の無垢材をはじめ、羊毛、 セルロースなどの自然素材をふんだんに使用した。
・窓サッシにはアルゴンガス入りペアガラスを使用し、より快適な室内環境 を確保した。
・床の防音効果を得るため、床下コンクリートの上に麻フェルト(3〜4 mm) を敷き、その上の根太の隙間(110 mm)にセルロースを充填した上に、 床材として23 mmの無垢板を張った。
・内開き内倒しの窓を使用することで、簡単に換気できるようにし、 また間取りもすっきりさせ、風通しが良くなるようにした。
・セントラルヒーティングの良さが活かせる、断熱性能の良い家にした。

■リフォーム後のHさんのお話
間取り、結露、風通し、アレルギーなどの問題は解決し、室内で風が動 かない暖房のおかげで、家中が快適な温度になったため、子供たちが 自分の部屋で机に向かうようになって喜んでいます。

木の床のせいか、子供部屋から離れたキッチンにいても子供たちの気配が分かるのが、程よい伝わり方でありがたい。

何軒かの業者に相談した結果、実現しないのではとあきらめていたことが、かなりの部分で叶いました。 自然の住まい株式会社の「そこまでやらないと価値がない」という姿勢を評価します。

 ■H邸 リフォームデータ
面積と間取り
220平方メートル
改装前は2世帯用の間取り(3LDK + 3LDK)
改装後は1世帯用の間取り(6LDK)
改築対象
鉄筋コンクリート造のマンションの1階部分、築20年
使用した断熱材
壁 : セルロース充填 60mm
床下 : セルロース充填 110 mm
天井 : 羊毛断熱材 100 mm ("羊くん")
使用した建具
内装扉 : 新月伐採の無垢材使用扉 (アルダー)
窓 : 外部アルミ製 内部トウヒ材 アルゴンガス入りアミ入りペアガラス (ガラス4 mm / ガス12 mm / ガラス4 mm)
熱伝導率 0.9 W/m2K 以上、エンタマ社製 (オーストリア)
使用した内装材
壁板張り : 新月伐採の無垢材 (トウヒ)
床板張り : 新月伐採の無垢材 (ラ-チ・トウヒ) 厚さ23 mm リビング
天井板張り : 新月伐採の無垢材 (トウヒ)
浴室・シャワー室天井板張り : 新月伐採の無垢材 (ラ-チ)
※以上、トーマ社製 (オーストリア)
壁内装材 : 繊維入り石こうボード
リフォームの課題
・すっきりした明るい間取りにしたい。
・寒暖の差による結露と、空気の停滞によるカビ発生の問題を解決する。
・シックハウスが起きない、子供たちのアレルギーを解決する住まいにしたい。
間取り構成
玄関・納戸・キッチン・ダイニング・リビング・和室・寝室・書斎・子ども部屋2・浴室・トイレ
※改築前との共通部は玄関部分のみ

■リフォーム工事を振り返って
今回は自然の住まい株式会社にとって、初めてのリフォーム工事でした。 始めてみて、何より驚いたのは、解体時にでたゴミの量。リサイクル可能なものが殆どなく、粗大ゴミとしか扱いようの無い建材でできている住まいに、人が実際住んでいるという事実に、改めて驚愕しました。 決してこんな住まいづくりをしてはならないとの意識を新たにし、これこそ家を建てることによって失うものがある、と訴えてきたことなのだと痛感しました。

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