耐震性能
日本での試験・検査ピュアウッドで建てた家は、シックハウスの心配の無い住宅を安全な住宅と定義できますが、住宅における真の意味での安全とは、住宅の強度という構造体の安全そのものも指します。それは地震や火事などの災害から私たちの命を守ってくれる、住宅の最も基本的な存在価値でもあります。

昨今、この構造体としての安全性を問われるような事件が起こり、その被害に遭った人々の精神的な打撃の大きさは、安全への信頼が奪われる事の深刻さを物語っています。それほど、家の資産価値と安全性は切り離せない緊密な関係なのです。強度試験の結果、ピュアウッドの耐震性能はヨーロッパでは、すでに充分な強度が証明されています。

世界でも有数の地震国、日本に住む我々は、ヨーロッパの試験や実験のデータのみに頼るのではなく、地震が起こったときにどうなるかという事も加味した日本の基準で検査した場合、どのような結果が出るのかに大変興味がありました。

強度試験では測定限界を超える成果日本の検査基準でも耐えうる建材であるのかどうか、ヨーロッパでいかにその強度が証明されていても、日本においてどうなのかと考え、あえて日本の検査機関に試験を依頼しました。ピュアウッドパネルの試験で最も興味があったのは、強度試験なのですが、その試験は2005年11月から12月にかけて(財)日本住宅・木材技術センターで行われました。

ピュアウッドパネルの中では、最も薄い厚さ17cmのパネルの、面内せん断試験は壁倍率「7」という結果でした。壁倍率とは、住宅を建てるにあたって、耐震に必要になる耐力壁の強さを表す指数をいい、通常の在来木造住宅に入っている筋交い(断面45mm×90mm)は、壁倍率「2」です。国土交通省が定める壁倍率は現在「5」が最高値として認められていますが、ピュアウッドはその最高値をはるかに超えた数値を出したのです。

強度試験の様子
↑(財)日本住宅・木材技術センターで行われた強度試験の様子

  耐震検査でも優秀な結果また、耐震の検査も行っています。実際に建築中(ほぼ完成状態)の建物を使って、第三者による検査をすることで、その住宅のオーナーも、自分の家がどれくらいの耐震性能を持っているのか、信頼できる結果を得る事ができます。検査は机上の計算によるものではなく、実際に建物の内部に起振装置を設置し測定するもので、これまでに2度の検査を行っていますが、いずれも大規模地震でも変形の度合いが極めて小さく、大変安全な建物であるという結果を得ました。

耐震試験1   ←起震機
     
耐震試験2   ←振動をシミュレートし、センサーの信号をPCへ集計
     
耐震試験3   ←データを観測

ピュアウッド住宅は壁パネルを接合する工法なので、壁のみの強度試験と建物が出来上がった状態での耐震検査とを合わせて考えてこそはじめて、実際の構造体の強度が証明できるのです。我々は、どの試験にも立会いましたが、圧倒的な強度に目を見張る思いでした。数字では測りきれない木の壁のしなやかな強さが、人の命を守るとはこういうことなのだと教えてくれた気がしました。