耐火断熱性能
耐火(防火)性能
ログハウスや木造住宅の優れた建築技術の水準では、普通に組み立てた壁・天井・屋根の耐火性能は最高でF30です。これは、規格で定められている約1000度の炎を当てたとき、建築部位に炎が貫通するまでに30分かかるという事です。

ピュアウッドのパネルでは最高値がF180にまで達しました。薄い木材は空気が周囲にあると良く燃えます。しかし、分厚い丸太であれば、火は、つくにはつきますが、それ以上燃え上がる事はありません。一分間に約0.5~0.7mmという非常に遅い速度で炭化していくだけです。ピュアウッド住宅はこの耐火性能の高い壁で壁・天井・屋根・床の全ての部分ができています。

鉄筋コンクリートとピュアウッドを比較してみると、ピュアウッドの耐火性能がよりよく分かるでしょう。コンクリートの表面に炎を当てると30分後には反対側の面の数箇所が400度になることがありますが、これはコンクリートの中の鉄筋を伝わって高い温度が反対側に速く導かれるからです。

■鉄筋コンクリートとピュアウッドの燃焼実験 (クリック>拡大)
鉄筋コンクリート   ピュアウッド
↑鉄筋コンクリート ↑ピュアウッド

しかし、ピュアウッドを使った燃焼実験の全ての場合において、炎をあてた面の反対側で最も熱かった部分はコンクリート燃焼実験の3倍の90分後でも、表面温度が僅か1.8度上昇したにとどまりました。

木材はいわば耐熱ボードであり、外側が長時間炎にさらされても内部は熱の影響を殆ど受けません。これは特に大きな建物や集合住宅での安全性を確保する上で大変重要です。火事の多くは、炎によって延焼するよりも速く、熱によって燃え広がるからです。信じ難いことですが、無垢の木材はコンクリートよりも火に強く安全なのです。

  断熱性能
ピュアウッドパネルの断熱性能は、無垢材や集成材と比較した場合、数値的にはほぼ2倍近い性能です。この性能(断熱性能0.22)はピュアウッドパネルの厚み36.4cmとサイディングのみで得られます。

ピュアウッドの内部は、鋸挽きの仕上げの粗い層が何層にも重なっているので、板と板の間に非常に薄い空気層が、循環せずに滞ったまま存在しています。この層が木材自体が持つ断熱性に、より優れた断熱性能を付加します。ピュアウッドは構造体でありながら断熱材も兼ねる、常識を超えた建材なのです。

夏に家がじりじりと暑くなるかどうか、冬、暖房を切った後で、部屋がすぐに凍るような寒さに冷え込むかどうかは、断熱性能が優れているかどうか、に他なりません。木は金属やガラスや石に比べて、熱をゆっくりと伝導するので、室内の内側の壁の温度と、外気温が同じになるのに、時間がかかります。

従って、ピュアウッドの家は外気温に対してゆっくりと反応するので(冷却所要時間はパネルの厚みに比例して長くなります)、夏涼しく、冬暖かい、快適な室内環境が保証されます。例えば、2×4の壁パネルの冷却所要時間は約8時間(断熱材含まず)ですが、これはつまり暖房を消して外出し、8時間経って家に帰ると、家の中の温度はほぼ外気温と同じになっているということです。

これがピュアウッドの家なら、厚み30cmのパネルで建てた場合の冷却所要時間は約280時間--10日間家を留守にしても、外気温よりも暖かい我が家に帰れます。
(ピュアウッド・サーモバージョンの場合36.4センチで冷却所要時間は770時間)

もちろん、冷暖房費もコストの大幅な削減になり、断熱材の節約にもなり、省エネ住宅としての本領を発揮します。