ピュアウッドとは?天然の建材である木材には非常に優れた性能が備わっているのですが、わたしたちはそのごく一部しか利用していません。自然が人間のために木材に与えているさらなる可能性とチャンスを利用した素晴らしい例が、無垢の木材を使ったパネルシステム「ピュアウッド」です。

パネル   オーストリアの管理された森林で育った、厳選された木材のみが、ピュアウッドの材料として加工されます。永い年月を経て成長した木々は、伐採されて、ゆっくりと自然乾燥されます。もちろんこの乾燥期間中も、アトピーやアレルギーの原因となり得る毒性のある化学物質(例えば、木工用ボンド、殺虫剤や防腐剤などの有害化学物質)に一切触れることはありません。

また、厳選された木々の伐採は、伝統により定められた、正しい期間に行われます。これは、学術的にも立証されており、ヨーロッパに古くから伝わる、木材に対する知識と経験に基くものです。 木材としての最高の品質を得るためには、“冬の新月伐採(下弦〜新月)”が大変重要であり、その上、十分に乾燥させることが必要となります。

冬の新月の時の木々は菌類や昆虫の餌となる成分「糖分や澱粉質」といった栄養分が、一年を通じていちばん少ないのです。その時期に伐採し、木材にされたものはカビが生えにくく、腐りにくい、つまり丈夫で、高品質な木材となるのです。 自然の住まい株式会社が提案するピュアウッドの住宅は、この新月伐採の木材のみを使用しています。   森の写真

エアウィン・トーマ氏とピュアウッド木は地球からの贈り物とも、自然の叡智とも言える素晴らしい素材なのですが、このことに気が付き、独自のひらめきと考察により、画期的な建材を生み出した人物がいます。オーストリアのエアヴィン・トーマ氏です。

トーマ氏   1962年、エアヴィン・トーマ氏(左の写真)はオーストリアに生まれました。彼は1985年、最年少のフォレスター(山林監視人)としてチロル州の山地に赴任し、この時期、辺鄙な地での修行のような生活で彼は天啓を得ました。彼は後に、大工としての豊かな経験を持つ祖父から聞いた「冬の新月の時期に木を切ると良い材木になる」という言い伝えを受け継ぎ、接着剤や金属を使わず、彼独自の加工技術に取り組み始めます。

この建築材料はピュアウッドと名づけられ、100パーセント無垢の木から作られる木のダボで集成された壁として特許も取りました。1999年トーマ社の研究センターが完成し、それと同時期にヨーロッパの様々な大学や研究所がピュアウッドを研究、検査し、証明し始めました。これはヨーロッパの木造建築業界における一大センセーションとなり、トーマ氏の著書はベストセラーとなりました。

「力学的に構造体となる建築材料としての、断熱に関する新しい世界記録」、「高周波放射の遮蔽に関する最高値」、「150分までの耐火性能・・・これは木造建築においての大記録である」など等。トーマ社は実際に多くの賞も受賞し、いまやヨーロッパでは最高品質の木造建築との評価を得ています。

 

家の全てを囲むパネルシステムピュアウッドパネルは、家の全てを包むようにシステムが組まれています。このため、大変強く様々なメリットが生まれます。また自由設計で様々なデザインの家づくりが可能です。

■ピュアウッドの家のシステム
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参考書籍

月のリズムがつくる「新月の木」は、腐らない。暴れ・くるいがない。火が燃えつかない。千年使える。室内の空気を浄化する。心が安らぐ。シックハウスにならない。日本の山林を回復させる。
木を使うための知識を深める一冊です。

木とつきあう智恵

木とつきあう智恵
dich sah ich wachsen Erwin THOMA 著
宮下智惠子 訳
地湧社